2013年6月8日土曜日

4. たごのうらにうちいでてみれば

たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ

いきなりの字余りが、2つも続いて始まる。

そして、何よりも持統天皇の歌との共通性を強く感じる。白妙という枕詞、富士山という特定の山の名前。

万葉集では、富士山を讃える長い歌の反歌として紹介されており、昔から神聖な山として、富士山が扱われていることがわかる。

富士の高嶺に雪は降りつつ、はそのまま読むと、まるで頂上に雪が降っている情景を見ているように解釈でき、前半の部分と整合性がない。

うち出でての、うち、という言葉がよく効いている。田子の浦から、目前にそびえる富士山を仰ぎ見ている、という感じがよく出ている。

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