たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
いきなりの字余りが、2つも続いて始まる。
そして、何よりも持統天皇の歌との共通性を強く感じる。白妙という枕詞、富士山という特定の山の名前。
万葉集では、富士山を讃える長い歌の反歌として紹介されており、昔から神聖な山として、富士山が扱われていることがわかる。
富士の高嶺に雪は降りつつ、はそのまま読むと、まるで頂上に雪が降っている情景を見ているように解釈でき、前半の部分と整合性がない。
うち出でての、うち、という言葉がよく効いている。田子の浦から、目前にそびえる富士山を仰ぎ見ている、という感じがよく出ている。
0 件のコメント:
コメントを投稿