42番歌の清原元輔の祖父。そして、62番歌の清少納言の曾祖父にあたる人物。
官位は低く、従五位下。琴の奏者としても優れた才能を持っていた。
サロンを主催していた藤原兼輔、紀貫之とも深い交流があったという。
2014年2月23日日曜日
36. なつのよはまだよひながらあけぬるを
なつのよはまだよひながらあけぬるを くものいつこにつきやどるらむ
夏の夜の短さを表すために、まだ月が沈みきらないうちに、夜が明けてしまい、月は雲のどこかでに、宿をとっている、と詠んでいる。
シャレの効いた、技巧的な作品。
いかにも、平安貴族が詠んだ歌、という感じがする。
月といえば、秋の月がよく詠まれる。この歌では、夏の夜の短さにかけて、月を登場させている。
作者は、ここでは夏の月に魅せられている。月を見たいのに、雲の後ろに隠れてしまった、というニュアンスがある。
夏の夜の暑さに、眠れなかったのだろうか、それとも、物思いに耽っていたのだろうか。
月は、自分が思う人の象徴なのかもしれない。
夏の夜の短さを表すために、まだ月が沈みきらないうちに、夜が明けてしまい、月は雲のどこかでに、宿をとっている、と詠んでいる。
シャレの効いた、技巧的な作品。
いかにも、平安貴族が詠んだ歌、という感じがする。
月といえば、秋の月がよく詠まれる。この歌では、夏の夜の短さにかけて、月を登場させている。
作者は、ここでは夏の月に魅せられている。月を見たいのに、雲の後ろに隠れてしまった、というニュアンスがある。
夏の夜の暑さに、眠れなかったのだろうか、それとも、物思いに耽っていたのだろうか。
月は、自分が思う人の象徴なのかもしれない。
2014年2月22日土曜日
35. 紀貫之
醍醐天皇の勅命による『古今和歌集』の中心的な選者であり、その仮名序における歌論も秀逸。最も有名な歌人の一人。
その歌も、かなりひねった内容のものが多く、まさに和歌の職人。
官位は低く、従五位上の木工権頭という役職だった。
『土佐日記』という日記文学の作品もある。
日本文学史上において、実に巨大な存在である。
その歌も、かなりひねった内容のものが多く、まさに和歌の職人。
官位は低く、従五位上の木工権頭という役職だった。
『土佐日記』という日記文学の作品もある。
日本文学史上において、実に巨大な存在である。
35. ひとはいさこころもしらずふるさとは
ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける
故郷(奈良の都)は、花のにおいも昔とは変わっていないのに、人の心は、どうでしょうか?(変わってしまった)
人の心の変わり身の早さを皮肉った、ウィットの効いた名句。
しかし、よくよく見てみると、かなりいろいろなことを、考えさせられる。
花は、毎年枯れて、翌年新しい花が咲く。しかし、そのにおいは変わらない。
奈良の都に花が咲いている風景、そこに香る、花の香りは変わらない。
人は、年をとるとはいえ、表面的には同じ人間で、しかし、その中味である心が変わってしまう。
しかし、その感じ方は個人差がある。相手の心は変わっていなくても、こちらの受け取りが方が変わると、心が変わってしまったようにも思える。
果たして、本当に変わってしまったのは、相手の心なのか、故郷の景色なのか、それとも、自分自身なのか?
うーん。単純に歌のウィットを楽しんでいるだけの方が、良さそうだ。
故郷(奈良の都)は、花のにおいも昔とは変わっていないのに、人の心は、どうでしょうか?(変わってしまった)
人の心の変わり身の早さを皮肉った、ウィットの効いた名句。
しかし、よくよく見てみると、かなりいろいろなことを、考えさせられる。
花は、毎年枯れて、翌年新しい花が咲く。しかし、そのにおいは変わらない。
奈良の都に花が咲いている風景、そこに香る、花の香りは変わらない。
人は、年をとるとはいえ、表面的には同じ人間で、しかし、その中味である心が変わってしまう。
しかし、その感じ方は個人差がある。相手の心は変わっていなくても、こちらの受け取りが方が変わると、心が変わってしまったようにも思える。
果たして、本当に変わってしまったのは、相手の心なのか、故郷の景色なのか、それとも、自分自身なのか?
うーん。単純に歌のウィットを楽しんでいるだけの方が、良さそうだ。
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