わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいうなり
しかぞ住む、という部分が良くわからない。
宇治という地名と、憂し、憂鬱という意味をかけている。やや理屈っぽいが、こうした言葉遊びは、和歌のパターンの一つ。
辰巳、鹿、という動物の名前を読み込んで、宇治という土地のイメージを作っている。
前の歌の奥ゆかしさ、と比べると好対照な歌だが、故郷を思う望郷の歌と、自分の住処の歌とは、共通する部分もある。
冒頭で我、つまり自分という言葉を出し、最後の部分に人つまり他人という言葉を使い、対象的な構成にしている。他人はこういうけれど、自分はこう思う、というのも、和歌の一つのパターン。
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