こころあてに おらばやおらむ はつしもの おきまとはせる しらきくのはな
技巧的な歌だ。
菊を歌うようになったのは、中国の影響を受けて、古今集の時代からで、万葉集には菊を歌った歌はないという。
正岡子規は、この歌を、現実には、初霜で菊が見えなくなることはない、と写実の立場から厳しく批判した。この話を、歌の作者が聞いたならば、子規は歌の精神が何もわかっていないと、逆に返したことだろう。
菊と初霜を見間違える、という趣向は、中国の白楽天の歌にあるという。中国の漢詩が日本に伝わると、そこからのテーマの和歌への転用が多くなった。
晩秋の頃、早朝、菊の木に霜が降りていて、まるで花のようになっている、という場面を連想する。
白のイメージ。
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