2013年8月25日日曜日

16. たちわかれいなばのやまのみねにおふる

たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかえりこむ

地方に赴任して行く際の、別れの歌。

いなば、という言葉に因幡と、その地にある稲羽山を、まつ、という言葉に待つ、と松を掛けている。

別れの悲しさを、こうした言葉の遊びで演出するのが、当時の貴族の、習慣だったのだろう。

藤原俊成は、この歌を懲り過ぎとして評価せず、その子の定家は、逆に、その故に評価したという。

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