この歌集は、ほぼ年代順に作者が並んでいる。しかも、最初の2つと最後の2つは天皇。
天智天皇は、今日でも、大きな改革を成し遂げた人物として知られる。この歌集が作られた時代においても、それに近い解釈がされていたのかもしれない。
万葉集には、天智天皇以前の天皇の歌も多数取り上げられている。それにも関わらず、この人物をここにおいたということは、この歌集の作者が、人物と歌を結びつけるに際して、この天皇以前の人物には、あまりに時代が遠すぎて、感情を移入できなかったのかもしれない。
また、血筋という点では、その後の天皇家は、次の天武天皇ではなく、この天智天皇の娘で、天武天皇の后となった持統天皇の血筋に連なる、という点もあったのだろう。
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