ふくからに あきのくさきの しほるれば むべやまかぜを あらしといふらむ
嵐という字は、山と風という字から構成されている。山から吹く風は、草木を荒らしてしまうので、その嵐という字が生まれたのだ、との解釈をそのまま歌っている。
いかにも優雅でお気軽な貴族社会的な内容の歌になっている。
中国の六朝文化の離合詩というジャンルは、こうした文字の造りや意味を扱った作品が多く、その影響を受けたと言われている。
前の歌と同様に、秋をテーマにしている。
秋というと、穏やかで静かなイメージがあるが、この歌では、山風が草木をしおらせてしまう、という激しい秋のイメージを歌っている。というより、次の冬が近づいている、ということなのかもしれない。
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